前回の記事で、DTMとは何かについて書いた。
DTMってなんだろう。 ~ kamoshakeh music
DTMとは、自分の手で音楽を作ることだ。PCやスマホで、DAW (Digital Audio Workshop)と呼ばれるソフトを使う。DAWにも多くの種類があるが、kamoshakehはStudio OneというDAWを使ってDTMをしている。なので、この記事ではDAWとStudio Oneについてさらっと紹介する。
⇒DTM機材まとめ記事:DTM必需品・おすすめ機材まとめ ~ kamoshakeh music
DAWとは何ぞや
DAWはDTMをするためのソフトだ。ダウとかディーエーダブリューと呼ばれる。一般的にDAWはこんな機能を備えている。
- 録音
- 音声ファイルやMIDIファイル(Musical Instrument Digital Interface:ミディ。音の高さ、長さ、強さなどの演奏情報)の取り込み・編集
- ソフト音源やエフェクタを使用した音作り
- 音量やパン(定位)の調整
- 各音声をまとめてひとつのファイルに書き出し(ミックスダウン)
つまり、DAWがあればプロのミュージシャンがスタジオで録音したりエンジニアにミックスしてもらったりといった作業がどこでも自分でできる。もちろん、音質の差はある。しかし、安く手軽に音楽を発信したいというアマチュアにとっては欠かせないツールだ。もっとも、スマホやレコーダーで一発録りすればDAWすら必要ないのだが、それで高品質を得るにはかなりの準備や技術が必要だろう。
ちなみに、DAWはプロのエンジニアも使っていて、Pro Toolsが業界標準となっている。
Studio Oneとは何ぞや
Studio Oneは、PreSonus社が開発したDAW(Digital Audio Workstation: PCで音楽制作するための編集ソフト)で、2009年に発売開始した比較的新しいソフトながらシェアを順調に伸ばし、アンケート調査によると日本では2番目(2020年1月時点)、海外では6番目(2018年4月時点)に多く使われている。2022年6月現在の最新版はバージョン5。Studio OneにはPrime(無料版)、Artist(機能制限版)、Professional(最上級版)の3種類あり、kamoshakehはPrimeから始めて今はArtistを使用している。各グレードの比較表は公式サイトにあるが、正直何を言ってるのか分からない。別記事で説明する予定。
なぜStudio One?
無料だったから。他にも無料DAWはあるが、当時(2017年)最初に見つけたのがStudio Oneで、とりあえず1曲作りたいだけだったし、何となく見た目がカッコよかったので他と比較もせずに選んだ。それ以来(2020年までほぼ放置してたけど)Studio One一筋なので、他のDAWは知らない。ハイスペックPCじゃなくても(CPU:Core i5、RAM:4GBのノートPCでも)ちゃんと動作したので特に不満はない。DAWの比較は他のブログに詳しく書かれているので、この記事の最後にリンクを貼っておく。ただ、無料版は外部プラグインが使えなかったりと制限が多いので、本気で無料DAWで頑張りたい人はCakewalkなどの外部プラグインが使える無料DAWの方が良いかもしれない(ただし、Cakewalkはフリーズした、落ちたといった報告をTwitterでよく見る)。
ということで、このブログでは、Studio Oneに特化したDTM記事が多くなると思う。
おわりに
DTMは自分で好きなように音楽を作れるというのが醍醐味だ。でも、DAWを導入さえすれば良い、Studio Oneを買えばすぐにできる、ということではない。望み通りの音楽を作るには知識と経験が必要。自分もまだまだできないことが多い。このブログが、自分と誰かのDTMモチベーション向上につながり、DTMを一緒に楽しめたらと願う。
Studio One 5 グレード比較:Studio One 5 グレード比較。Artistで十分? ~ kamoshakeh music
⇒DTM機材まとめ記事:DTM必需品・おすすめ機材まとめ ~ kamoshakeh music
⇒DTM記事一覧:初心者のためのDTM手順(ロードマップ) ~ kamoshakeh music
参考(外部リンク)
DAWシェア
- 日本のDAWシェア:人気DAWソフトランキング2020年 結果発表!3952人に聞きました | sleepfreaks
- 世界のDAWシェア:Top 12 Most Popular DAWs (You Voted For) | Ask.Audio
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